2010年12月24日

無気力は終身雇用に対する最大のテロリズムである

横須賀の市役所で異動を拒否して前の職場に居座り、出勤後は本を読んで一日をすごしていた職員(40)が停職一ヶ月をくらったようだ。仕事は一切していないが、給与やボーナスはちゃんと支払われる。
市によると、主任は4月1日付で発令された港湾部への異動に従わず、2年近くいた市民部にそのまま毎日通った。上司や同僚らが迷惑がる中で、空いた席に陣取って職務に関する本を読んでいたという。一方、港湾部では主任の異動拒否の影響で職員が1人少ないままになっている。

無気力は終身雇用に対する最大のテロリズムである。

2010年12月22日

同じ給与なら一生懸命働かないほうが得

数日前のテレビで、コンビニ店長が気の利かないバイトをどうするかみたいなのをやってた。率先して棚割りなどを考えて、バイトから昇進してきた店長と、「同じ給与なら一生懸命働かないほうが得」というバイト。意識ギャップは大きい。

バイトは働かないとクビになるので簡単な話ではないのだが、働かないほうが得という考えはどんどん若者の間に広がっている。終身雇用と、個人主義の悪いところだけをミックスした状態になっている。

終身雇用というのは、ご存知のとおり定年までの長期雇用を約束したもので、若いときは賃金が安く、35歳くらいから賃金カーブが上がる。50歳くらいでピークとなり、仕事はどんどん楽になるので、若い時の苦労が報われるという方式だ。

若いときに、会社への貢献よりも安い給与ではたらき、いわば会社に大して貯金する。その貯金を50台で引き出すという制度だ。まるで年金みたいなものなのである。

ただ、現在は50歳以前に、40歳くらいで賃金がピークとなり、役職が上がらないとそれ以上の上昇が見込めなくなるような制度も多くなっている。役職(ポスト)の数は限られるから、40で賃金が頭打ちになる。

一方で、若い時にそのぶん給与がふえるかというとそうではなく、リーマン・ブラザーズの新卒が年収700万くらい貰っていたのに対して、都銀の給与は300万円台である。

それに気づいた若者は、あえて働かない、頑張らないということで反撃にでた。
若いうちは、自分の働きより、支払われる賃金が少ないのだから、なるべく働かないことが合理的である。働かなくても給与は一緒なのである。

もちろん若いうちに働かないやつは将来出世できないというのは真実だ。働かない若者に対する最大の反論はその点にあるが、出世できる現実性が薄れていってしまって、もはやリアリティをもたない。40歳で賃金が頭打ちになり、ポストもない現状をみて、若者は絶望している。そもそも20年後に会社が存続しているかどうかもわからない。高度成長はおわったのだ。
「若いうちにはたらけば、将来いいことがある」と説いている「あがり世代」の50代の意見など、真実味など全くないのだ。

これは、年金と同じ理論だ。年金はすでに、ほとんど破綻しているのに、若いうちに年金をかけておけと老人にいわれても「アホか」と思うばかりだ。若者の掛け金は現在の老人に支給されているだけなのだ。
若い会社員が一生懸命働いて稼ぐお金は、50代のノンワーキングリッチの給与に消えていく。これが馬鹿馬鹿しさの本質だ。


2010年12月5日

人気名前ランキング「心愛ちゃん」を応援する確固たる理由

2010の名前人気ランクが発表された。

男女それぞれTOP5まで転載する。括弧内は2009の順位

第1位(第1位)大翔24人0.59%
第2位(第6位)悠真21人0.51%
第3位(第2位)18人0.44%
第4位(第9位)颯太17人0.42%
(第41位)歩夢
第1位(第6位)さくら22人0.58%
第2位(第1位)陽菜21人0.55%
(第5位)結愛
(第55位)莉子
第5位(第4位)美桜20人0.53%
名前ランクが発表されるたびに、「源氏名だろそれ」とか「DQNネーム」「子どもが可哀想」といった感想が2chなどで議論されている。
最初は私もそう思った。キャバクラ嬢や、暴走族みたいな名前はないだろうと。しかし、そうではない。これは立派な名前だと考えを改めるにいたったのだ。

それは、進化論である。
進化論では、自然淘汰の結果、優位にたった遺伝子が結果として数を増し、多数派になる。

名前もそうだ。事実として、2010年うまれの子どもに大翔くんや、結愛ちゃんが多いなら、30年後の世界では、大翔くんや結愛ちゃんが社会で活躍しているひとの名前であり、マジョリティであり、もっともありふれた名前になることは、演繹的に考えて疑いのない予測だ。

名前ランクは100位まで発表されているがどれもがDQNネームだ。しかし、結愛ちゃんは、新生児の0.55%存在するという。100位までの名前をためしに足し算してみたところ、なんと26.97%という数字になった。
少なくみつもって、50年後の世界は、1/4の人がDQNネームだということだ。世の中の1/4という数字ははけっしてDQNではなく、マジョリティだ。DQNネームが市民権を得る世の中はかならずやってくるし、揺るぎない予想である。
統計的に考えると、むしろ、瑠菜ちゃんや、乃愛ちゃんや心愛(ココア)ちゃんではなく、愛子ちゃんのほうが、将来どマイナーになることは統計的に考えると間違いない。

ためしに20年前、1990年の人気ランキングを貼り付ける。驚くとおもう。
第1位 翔太   愛
第2位  拓也    彩
第3位  健太   愛美 
第4位  大樹    千尋
第5位  亮       麻衣

2010年の今、「拓哉」や「愛・彩」をDQNネームだという人はおそらくだれもいないだろう。
むしろ、ちょっとゆとりっぽい歩夢(あゆむ)君より男らしい「拓哉」のほうがいいと考えてもおかしくなし、源氏名みたいな結愛(ゆあ)ちゃんより、女の子っぽい「愛」ちゃんのほうが100倍良いと考える人がほとんどだろう。
でも、当時の感覚では、拓哉や愛は、DQNだったのだ。それがDQNに感じられなくなった理由は、DQNネームの世代がマジョリティーの一角を占めてきて、木村拓哉、福原愛、高島彩がテレビにいやというほど映ったからだ。
浅田真央や安藤美姫だって、「央」を「お」と読ませたり、「姫」が「き」だったりするあたり、暴走族風の夜露死苦DQNネームの代表格のようなものなのだが、いまとなっては誰も気にしていない。そういうものなのだ。

ついでに、私が生まれた年の1975のランキングも貼りつけておく


第1位久美子
第2位大 輔 裕 子
第3位真由美 
第4位智 子
第5位大 介陽 子

これにいたっては「古臭い」と感じるかもしれない。

「久美子」が古臭く感じ、「愛ちゃん」がちょうどよくて、「結愛」ちゃんがDQNにおもえるのは、あくまで2010年の視点なのだ。
30年も後には、「愛」ちゃんはカビくさくなり、愛」ちゃんくらいが普通になり、まだ誰も考えつかない新しいDQNネームがDQNになるのだ。


そもそも、由緒正しいといわれている「○子」という名前だって、これは皇室の子につけられてきた名前である。だから江戸時代には、庶民が○子なんて付けるのは、当時は破廉恥で、DNQそのものだったのだ。自分の子どもに「子」をつけるなんて、勘違いの親も甚だしかった。それがだんだん市民権を得て、みな、「子」をつけてもおかしくないなら、もっとつけたいと思うようになって戦後はみんな「子」になった。

なので、私のメッセージはこれだ、
結愛ちゃんや、心愛ちゃんは、胸を張って生きていい。恥ずかしくなんてなんともない。
君たちこそが、日本の王道、マジョリティーなのである。

(追記)
となると、本当に未来を先取りしたネームはなんだろう。

現行の路線をすこし先取りすれば、
悠楚十 (ゆそら)
愛未朱 (あみす)


これらは数年以内に登場する可能性もあるし、先進的な親なら考えているかもしれない


もっと斬新な音が入る可能性もある

作把羽 (さばぱ)
有歩理 (あぽり)

もっと先取りすると、言葉の感覚が全然ちがうくらいまで先取りしないといけないかもしれない。極度に視覚的な表現が名前に取り入れられるかもしれない。

圍鬭ラー 
レ・黎愛未

なんと読むのかはわからない。

#人気ランクの名前をつけた親、そうでない親、その他からのコメント歓迎です。

2010年12月2日

社員をサーフィンに行かせよう-パタゴニア創業者の経営論

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
著者:イヴォン シュイナード
東洋経済新報社(2007-03)
販売元:Amazon.co.jp
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タイトルは釣りで、社員を就業時間中にサーフィンにいってもいいという人材マネジメント論ではない。内容は、もっと面白いものだ。パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードの創業物語と、経営哲学論である。
パタゴニア製品は私も愛用していて、非常に品質がよく機能的で丈夫なので満足している。ただ、この会社、ときどき、一般の人からすると理解出来ないことをしている。利益度外視で、コットンをぜんぶオーガニックに変更したりと。創業者の経営哲学に触れるうちに、そのあたりのなぜ?が氷解した。

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